カツサンド

世間の話題をいち早くキャッチ!

【しくじり】中田あっちゃんが話した哲学者「ピュタゴラス(ピタゴラス)」とは

6月4日(日)放送、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」は公表企画

しくじり偉人伝「古代ギリシャの哲学者・ピタゴラス」

稀代の天才と言われた人物(ピタゴラス)が最後におかした「しくじり」とは?

 

番組冒頭「中田の定理」

数式を見ると腹が立つ・・・人間だもの!(笑)

数学が嫌いな高校生は49.4%!だそうです(`・ω・´)

ザックリとピタゴラスとは!

f:id:tunagarukun:20170604220802g:plain

古代ギリシャの哲学者、哲学者の元祖であるピタゴラスは「ピタゴラスの定理」で有名な人物だが、数学のみならず音楽、医学、天文学も優れていた天才だったというのです。

歴代の哲学者みんなが「ピタゴラスはすごいっす!」と口を揃える。

音楽で例えればビートルズのような方なのです(=゚ω゚)ノ

魔法が使えたと言う説

信じられないことにピタゴラスは「魔法が使えた」というかなりこじらせた説があるほど。そんな天才ピタゴラスが人々を騙しとおした魔法のからくりをオリエンタルラジオのあっちゃんが解き明かす!

スポンサーリンク

 

ピタゴラスの悲惨な死

そんな天才ピタゴラスも最後の最後に大きなしくじりを犯し、悲惨な死を遂げる。

稀代の天才ピタゴラスがたどった悲しい運命と大きなしくじりを中田流に徹底解説!

「人間はなぜ勉強をしなければならないのか?」

誰しもが一度は抱くであろうその疑問にあっちゃんが答えを導き出す!

非常勤講師・中田敦彦(オリラジ)

1982年(昭和57年)、大阪府高槻市で生まれる。1992年4月、大阪から山口県山口市に移り、同市の小学校に転入。1995年4月、東京学芸大学附属小金井中学校に進学。中学校では茶道部に在籍。東京学芸大学教育学部附属高等学校を経て、2001年4月に慶應義塾大学経済学部入学。高校生の時に観たビデオでダウンタウンや千原ジュニア、シティボーイズが好きになり、お笑い芸人に興味を持った。高校時代に「爆笑問題カーボーイ」に、自らが投稿したネタが採用された経験がある。

高校時代の同級生に平井理央、大学の同級生に青木裕子がいる。

そしてアルバイト先の保険会社の受付オペレーターをしていた藤森慎吾と出会う。2003年8月1日に「オリエンタルラジオ」を結成。2004年4月に藤森の誘いで、吉本総合芸能学院 (NSC) 東京校に入学。大学は芸能活動が多忙のため、2度留年し、2007年3月に6年がかりで卒業した。
2011年から福田萌と交際。そして2012年6月3日、同月5日に福田萌との婚姻届を提出することを発表、同月4日に結婚記者会見を行った。

スポンサーリンク

 

あっちゃんの話術

あっちゃんの話術はその辺のセミナー講師の比ではないことは承知だと思われる。

知性にあふれた知識と、その知識を言葉にするうまさ!

ピタゴラスについても面白く学べると思います。

f:id:tunagarukun:20170604133837p:plain

ピタゴラスについて

[生]前569頃.サモス [没]前470頃.メタポンティオン
古代ギリシアの哲学者。生涯と学説は確証しがたいが,エジプト,バビロニアなどに滞在したのち,前 530年頃クロトンヘ移り,宗教,政治,哲学を目指す教団を創設した。輪廻説に立ち,禁欲的訓戒に従うことにより魂の牢である肉体から浄化されるとし,音階と天文のなかに比例と調和を認め,世界の原理を有限と無限から成る数であるとした。直角三角形に関する定理,奇数順列において,初項から第 n 項までの和は n2 に等しいとの定理,方陣,三角形の内角の和が2直角に等しい証明,正五角形の作図法,大地の球形説などがピタゴラスに帰せられている。すぐれた音楽家でもあったという。

謎の哲学者・ピタゴラス

ピタゴラスといえばたいていの人が知っているのは「三平方の定理」とか「ピタゴラスイッチ」だと思いますが、ピタゴラスの本を読んだりすると割と面白く、実は彼、輪廻転生とワケワカラン教義を持ったカルト集団・ピタゴラス教団のリーダーで、当時のギリシア哲学では「万物は○○である」というのが流行っていて、ピタゴラスは「万物は数である」という、すごい理論を唱えたのでした(カバラの元祖?)。

アリストテレス全集には、そんな彼とその集団(教団)について、アリストテレス的視点で紹介してあるわけですが、それと同傾向の伝聞情報として、ディオゲネスによる『ギリシア哲学者列伝』というものにも、ピタゴラスについて記述があるそうです。

スポンサーリンク

 

で、ディオゲネスの本に書かれている、ということで『謎の哲学者ピュタゴラス』の著者が語っているのは、その奇怪な死の状況です。

入門を断られた恨みのゆえにある男が、あるいは、ピタゴラスによる僭主制を恐れた地元農民が、ピタゴラス派の集会所に放火したのだ。ピタゴラスは逃げて、とうとう豆畑にまで来てしまった。彼は「豆を踏みつけて逃げるより、ここで捕まったほうがましだ」と言って立ち止まったところをとらえられ、喉を切られて死んだという。
ここで、ピタゴラス教団の「豆」に関する奇妙なタブーの戒律(シュンボロン)が関係あるわけです。

豆を食べないこと、という理由については、アリストテレスが以下の解釈をしているそうです。

1・恥部に似ているから
2・節がないところがハデス(黄泉の国)の扉に似ているから
3・身体に有害だから
4・宇宙全体の形に似ているから
5・抽選に使われるので、役人を抽選で選ぶ寡頭制にかかわるものだから
まったく、今の人間にとっては謎解釈(なぞなぞ解釈)ですが、この本に紹介されている他の戒律と、その合理的な解釈も羅列してみます。

 

謎の哲学者・ピタゴラスで紹介されているのは。

・テーブルに落ちたものは拾わない。食べ過ぎの習慣をつけないため、人の死のしるしにならないため。


・月の神の所有物だから白い鶏には触れない。白い鶏が月の神の所有物だというのは、時を告げるし、白は善を表す色だからである。


・魚の中の聖なるものを食べてはいけない。聖なるものは神のものであり、神と人が同じものを食べるのは、不敬であるから。


・パンをちぎらない。昔の人は、友とパンを食するとき、分けずに、一つのまま食べていたから。


・秤りを踏み越えるべからず。(人より)余計取ろうとするなということ。
・火を剣で掻きたてるべからず。膨れて怒っている人を激しい言葉で突き動かしてはいけないということ。


・花冠をむしるべからず。都市の花冠である法を破るなということ。


・一日の糧の上に座るべからず。働かないで生きていてはいけないということ。


・旅立ったなら、引き返すべからず。死んだのに、この世の生に執着してはいけないということ。


・大通りを歩くべからず。多数者の意見に従うことを禁じ、少数の教養ある人の考えに従えということ。


・ツバメを家に受け入れるべからず。おしゃべりで、口舌の抑制がきかない人々と同じ屋根の下に住んではいけないということ。


・荷を負うものの荷を加えるのを助けよ、減らすのを助けるべからず。楽をするために協力するのではなく、徳のために協力することの勧め。


・神々の像をつけた指輪をはめるべからず。神々についての思惑と言論は身近に持っても、あからさまにしても、多数の人に見せてもいけないということ。


・神々への献杯は杯の耳を持って行え。神々を崇拝し、称えるのは、音楽によって行うことの勧め。


解釈を見るととてもまっとうですが、戒律だけ読んでいるとあまりにも謎なテキストで、それが少し楽しいです。